冬場に多いパソコンの故障

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冬場に限ってパソコンの故障が増えるんだよね。なんでだろ?

冬場になると、パソコン内部にある電源ユニットの不具合が原因となるケースが増加します。その理由と対応策を解説していきます。

本記事は、約4分で読了できます。

電源ユニット内の電解コンデンサが原因!?

寒さで電解コンデンサが正常に動作せず、電源供給が不安定になることがあります。電解コンデンサは電子回路で電力を安定化させるために広く使用されていますが、その構造や特性が寒さに弱い場合があります。

電解コンデンサの構造

電解コンデンサは次のような構造を持っています:

  • アルミニウム箔(電極)
  • 酸化アルミニウム(誘電体)
  • 電解液(導電性液体)

電解液はコンデンサの動作において重要な役割を果たしますが、これが10℃以下の低温だと粘度が上がったり凍結したりすることで、動作不良を引き起こします。

電解コンデンサ不具合による具体的な影響

寒さによる電解コンデンサの不具合は、以下の形で現れることがあります:

  • 起動に必要な電力が供給できず、パソコンが起動しない。
  • 起動中に途中で電源が落ちる。
  • 動作中にランダムなフリーズやシャットダウンが発生。

対策

以下の対策を講じることで、寒さによる影響を軽減できます:

  • 温度管理
    室内を適切な温度(10~30℃)に保つ。
  • 電源ユニットの定期点検
    古い電源ユニットや劣化が進んだものを早めに交換する。
  • パソコンの起動準備
    寒冷地では、パソコンを起動する前に少し時間をかけて部屋を暖める。

長年使っているパソコンを扱う場合は、10℃を下回らないように工夫しましょう。

寒冷地や冬場のトラブルを避けるためには、特に電源ユニットに使用されるコンデンサの状態や品質に注意を払い、環境温度を管理することが重要です。

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