昭和48年生まれの50を過ぎたおっさんが1か月で簿記3級をどうやって取得したかを明かします。

- 「個人事業主が簿記を学ぶ必要があるのか」
- 「簿記3級の難易度は」
- 「50を超えての勉強で苦労は」
といった疑問にもお答えします。
(注)もともと学生時代に簿記は学んでいて、2級を受験した経験がありました(落ちましたが)。また、日々帳簿の入力だったり、確定申告をしていたので、多少の知識を持っている上での受験でした。
個人事業主が簿記を学ぶ必要があるのか

個人事業主なら簿記を学習する価値は大いにあります。
・青色申告、65万円控除を受けられる
・財務諸表で経営を考えられる
・節税が分かる
などメリットはたくさんあります。
ただし、
・約束手形、支払手形を学んでも、今の時代ほとんど使わない
・減価償却の定率法を学べない(2級の内容)
・事業主借、事業主貸勘定を学べない
などのデメリットもありますが、学ぶメリットの方が大きいです。
簿記3級の難易度は?

内容は比較的優しいですが、電卓は慣れてください。
高校生でも取れる資格なので、普通自動車免許並みに比較的優しい方だと思います。
しかし、数字や計算が苦手な方は苦労すると思います。
あと、ちゃんとした電卓を用意して慣れてください。
そもそものきっかけは?

ビジネス系メルマガです。
ビジネス系メルマガで「簿記3級の知識は社会人なら持ってて当然だ」と書かれていたのを見たからです。
簿記3級の勉強方法は?

テキストと問題集で独学で学びました。
テキストは「検定簿記講義/3級商業簿記:中央経済社」 ※ブックオフで500円で買いました。

問題集は「本試験型 日商簿記3級定番問題集:成美堂出版」 ※こちらは新品1540円で買いました。
具体的な勉強スケジュールは?

毎日昼1時間、夜1時間の計2時間です。
戦略としては、
・テキストで内容を把握
・実践形式の問題集で数をこなす
を行いました。
テキストが全16章ありますので、1日1章づつ進めました。
それから、15回分の実戦形式問題集を基本1日1回分こなしました。
勉強で特に気を付けた点は?

1.とにかく手を動かすようにしました。
テキストの章末問題は、頭だけでやらずに必ず手書きしました。
借方or貸方のどっちか分からなくなるので、手書きand見直しは徹底しました。

2.時間を意識しました。
3級の簿記試験時間は60分ですが、時間はほとんど余りません。
見直しするとなると、相当急がないといけないので、
問題集を説くときは、毎回時間を計っていました。
試験本番の対策は?反省点は?

大問3は先にやるべきでした。
簿記3級の合格者の声などを見ると、
・大問1は完答
・大問2は後回しにして、大問3の試算表or精算表は書き切る
とあります。
しかし、普段の問題集の手ごたえから
「大問2からやってもいけるだろう」
と高を括っていたところ、
本番では大問2で予想外に時間を取られ、
大問3の試算表がギリギリになってしまいました。
50を超えての勉強で苦労した点は?

すぐに忘れちゃうので、覚え方には工夫を。
50を超えるとびっくりするほど物を忘れます。
正しくは、「興味がないものはあっという間に忘れます」
ですので、身近なものに紐づけたり、興味を持って学習することで、
以外にスーッと脳みそに入ってきますよ。
あと、疲れてモチベ落ちやすいで、甘いものを食べたり自分にご褒美をあげると効果的です。
最後に、50を超えて資格を取ろうとする方にお勧めの一冊はこちら↓
まとめ
・簿記3級を取得するメリットは多いです。
・難しい試験ではないですが、電卓だけは慣れましょう。
・時間が足りないので、練習問題を解きまくりましょう。
・50を超えても大丈夫。取得できますよ!
コメント