パソコンの動作が遅い、周辺機器が認識されない、ネットワーク接続が不安定などのトラブルが発生した際、まず試すべき基本的な対処法が「再起動」「シャットダウン」「完全シャットダウン」です。これらの操作は似ているようで、それぞれ異なる役割と効果があります。本記事では、それぞれの違いと適切な使い分け方について解説します。
🔄 再起動(Restart)
- 役割: システムを一度完全に停止し、再び起動することで、メモリやキャッシュをクリアし、システムをリフレッシュします。
- 使用シーン:
- 動作が不安定な場合
- ソフトウェアのインストールやアップデート後
- 周辺機器の認識に問題がある場合
- 注意点:
〇作業中のデータを保存する
保存していないデータは失われる可能性がありますので、再起動前に、開いているファイルやドキュメントをすべて保存します。
〇アプリケーションを正しく終了する
すべてのアプリケーションを通常の手順で終了させてから再起動を行いましょう。終了しないまま再起動をすると、データの破損や設定の喪失を引き起こす可能性があります。
〇重要なデータのバックアップを確認する
再起動中に問題が発生した場合に備えて、重要なデータは外付けのメディアなどにバックアップを行っておくことが望ましいです。毎回やっていたらきりがありませんが、パソコン不調時はできるだけ行うようにしましょう。
〇アップデートの確認
再起動前に、OSやアプリケーションのアップデートが完全にインストールされているか確認してください。不完全なアップデートは、再起動時にエラーを引き起こす可能性があります。
〇電源の安定性を確保する
再起動中に電源が切れると、システムファイルが破損するリスクが高まります。ちゃんと電源コンセントにつながっているかは確認しておきましょう。
⏻ シャットダウン(Shutdown)
- 役割: パソコンの電源を切る操作ですが、Windowsの「高速スタートアップ」機能が有効な場合、システムの一部情報が保存され、次回の起動が高速化されます。
- 使用シーン:
- 日常的な使用後の電源オフ
- 短時間の休止
- 注意点:
- 高速スタートアップにより、前回のセッションの問題が引き継がれる可能性があり、不具合の解消には向かない操作です。再起動もしくは完全シャットダウンを試しましょう。
🔌 完全シャットダウン(Full Shutdown)
- 役割: システム情報をすべてクリアし、完全に電源を切る操作です。次回の起動時には、新たな状態でシステムが立ち上がります。
- 使用シーン:
- 再起動で解決しない不具合がある場合
- 周辺機器の認識に問題がある場合
- 長期間パソコンを使用しない場合
- 注意点:
- 起動時間が通常より長くなる可能性があります。
- 頻繁に行うと、ハードディスクへの負荷が増える可能性があります。週に1〜2回程度、または問題が発生した際に行うのが適切です。
- 完全シャットダウンの方法(Windows 10/11)
スタートメニューから電源アイコンをクリックし、Shiftキーを押しながら「シャットダウン」を選択します。
📋 パソコン不具合時の実行の順番とおすすめの対処法
- 再起動: まずは再起動を試して、問題が解消されるか確認します。
- 完全シャットダウン: 再起動で解決しない場合、完全シャットダウンを実行して、システムをリフレッシュします。
- シャットダウン: 日常的な使用後や短時間の休止時に使用します。
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パソコンのトラブル時には、これらの基本的な操作を試すことで、多くの問題が解決されることがあります。それでも改善しない場合は、専門のITサポートに相談することをおすすめします。
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