フィッシングサイトで情報を入力してしまった…入力内容別の正しい対処法【保存版】

フィッシングサイトで情報を入力してしまった…入力内容別の正しい対処法 情報セキュリティ
フィッシングサイトで情報を入力してしまった…入力内容別の正しい対処法

インターネットを利用する上で避けて通れない「フィッシング詐欺」。
「うっかりリンクを開いて、情報を入力してしまった…」というケースも少なくありません。

この記事では、フィッシングサイトに情報を入力してしまった場合の対応方法を「入力した情報別」にまとめました。
万が一に備えて、保存しておくことをおすすめします。

フィッシングにより実際に被害に遭った場合には、まず最寄りの警察署に相談してください。

skill-pass

20年以上にわたり中小企業や個人事業主のIT課題解決に尽力。大手ISPでのユーザーサポート業務の経験を活かしたPCやネットに関するトラブル対応、FPや簿記の知識を活かしたバックオフィス業務の効率化、中小企業のIT担当の経験を活かした社内IT業務管理を強みとしています。

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✅ 1. 住所を入力してしまった場合

主なリスク: 詐欺郵便・不正契約の送付先に使われる可能性

対応方法:

  • 不審な郵便物(契約書・請求書など)には注意する
  • 実家や旧住所を入力した場合、家族にも注意を促す
  • 差出人不明の郵送物は開封せず、念のため控える
  • クレジットカード会社・携帯キャリアなどの「契約者情報」に悪用されていないか定期確認

郵便局の窓口もしくは「お客様サービス相談センター」への相談をお勧めします。


✅ 2. 本名を入力してしまった場合

主なリスク: 他の情報と組み合わせて「なりすまし」に使われる

対応方法:

  • SNSやブログなどでの本名公開を一時的に制限
  • 他の情報(住所・生年月日・口座など)と合わせて漏れていないか再確認
  • 家族にも「不審な連絡があったら教えて」と伝えておく

✅ 3. 電話番号を入力してしまった場合

主なリスク: 詐欺電話・自動音声フィッシング・SMSフィッシングなど

対応方法:

  • 見知らぬ番号からの着信には出ない(050・+44など特に注意)
  • 必要に応じてキャリアに相談し、番号変更を検討
  • 迷惑電話対策アプリ(例:Whoscall、迷惑電話ブロック)を導入
  • スミッシング(SMSでのフィッシング)にも注意する

✅ 4. 勤務先を入力してしまった場合

主なリスク: なりすましによる偽請求書送付、ビジネスメール詐欺(BEC)

対応方法:

  • 上司や社内のIT担当者に早急に報告する
  • 詐欺メール・偽電話の可能性があることを社内で共有
  • 業務メールを入力した場合はパスワードを変更
  • 勤務先への不審な電話・郵便がないか、しばらく注意

企業宛に送られるビジネスメール詐欺は巧妙かつ悪質です。
ネット上に様々な事例がありますので、一度見ておくことをお勧めします。
IPAビジネスメール詐欺(BEC)対策特設ページ
警視庁のページ


✅ 5. 銀行口座番号を入力してしまった場合

主なリスク: 不正引き落とし、なりすまし口座振替登録

対応方法:

  • 該当の銀行にすぐ連絡し、口座情報が漏れた旨を伝える
  • ネットバンキングを利用している場合はログインパスワード・暗証番号を変更
  • 銀行側の指示に従い、一時凍結やモニタリング設定を依頼
  • PayPayや楽天銀行など、連携アプリも確認する

社団法人全国銀行協会のサイトが参考になります。


✅ 6. クレジットカード情報を入力してしまった場合

主なリスク: 不正利用・高額請求

対応方法:

  • クレジットカード会社に即時連絡して、カード番号変更や利用停止を依頼
  • カード明細をこまめに確認し、身に覚えのない利用がないかチェック
  • 必要であれば新しいカードを再発行してもらう
  • Amazonや楽天などのアカウントに紐づいていないかも確認

✅ 7. アカウント情報(ID・パスワード)を入力してしまった場合

主なリスク: アカウント乗っ取り・不正ログイン

対応方法:

  • すぐにパスワードを変更(可能であればログイン履歴も確認)
  • 同じID・パスワードを使い回している他サービスもすべて変更
  • 可能なサービスでは2段階認証を設定
  • Gmail・LINE・Instagramなど、乗っ取りの多いサービスは特に注意

✅ 8. 生年月日を入力してしまった場合

主なリスク: 他の情報と組み合わせて「本人確認突破」や「パスワードリセット」に悪用される

対応方法:

  • 生年月日をパスワードや秘密の質問に使っている場合は変更する
  • クレカ・銀行・ECサイトの「本人確認情報」にも使われていないか確認
  • 複数の情報を入力してしまった場合、より慎重に対応する

🔐 最後に:迷ったら、相談しよう

フィッシングサイトで情報を入力してしまった場合、「誰にも知られたくない…」と放置してしまうのが一番危険です。

これらの相談先に迷わず連絡しましょう。

業務で使っているパソコンやアカウントが関係している場合は、ITの専門家に相談するのも有効です。

💡 スキルパスでは、個人事業主・小規模事業者に向けたITセキュリティ対策やトラブル相談にも対応しています。
「これって危ないのかな?」と思った時点で、お気軽にご相談ください。

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