「うっかり上書きして、大事な内容が消えちゃった…」
そんな経験、一度はありませんか?
Microsoft OneDriveには、そんなピンチを救ってくれる**「バージョン履歴」**という便利な機能があります。
今回はこの機能をどう活用すれば、業務のミスを減らし、安心して作業できるかを解説します。
1. 「バージョン履歴」ってどんな機能?
OneDriveでは、同じファイルを何度も保存していると、それぞれの“状態”が自動で保存される仕組みになっています。
この履歴をさかのぼることで、誤って消した文章や古いデータを復元することが可能です。
💡 個人アカウントの場合:最大25世代or最大30日間
💡 Microsoft 365(ビジネスプランなど)ではさらに多く保存されることも
2. バージョン履歴の見かた・戻し方(操作手順)
【パソコンの場合】
- エクスプローラーにある該当のOneDriveフォルダから対象のファイルを右クリック
- 「バージョン履歴」を選択(PCによっては「その他のオプションを確認」の中にあります)
- 一覧が表示されるので、日付や時間を見ながら必要なバージョンを開きます

【Web版OneDriveから】
- https://onedrive.live.com にアクセスし、左側フォルダ一覧より該当フォルダを選択
(注)ホーム画面に表示されている最近使ったファイル一覧ではありません。 - 該当ファイルをオンマウスして表示される「…」メニューから「バージョン履歴」を選択
- 一覧が表示されるので、日付や時間を見ながら必要なバージョンを開きます

【Office系アプリケーションから】
- 対象のOffice系ファイル(ExcelやWordなど)を開く
- 上部タイトルバーのファイル名をクリックし、表示された画面より「バージョン履歴」を選択
- 過去のバージョンが確認でき、「復元」で差し替え、「ダウンロード」で別保存も可能

3. 活用シーンはこんなとき!
📝 上書きミスをしたとき
うっかり保存して、古い内容を消してしまった! → バージョン履歴ですぐ戻せます。
👥 複数人で編集しているとき
他の人が修正した内容が反映され、「自分の書いた内容がなくなってる…」というときにも、誰が・いつ・どんな変更をしたかがわかります。


「編集内容の表示」をオンにすると、変更箇所が青枠で表示されるようになります。
📂 間違えて消したデータの再取得にも
削除ではなく「コピーして削除」してしまったケースでも、バージョン履歴から古いファイル状態を取り出すことができます。
4. バージョン履歴を活かすコツ
- 編集のたびに「ファイルを閉じる」ことで自動保存が働き、履歴が残りやすくなります
- ファイル名はできるだけ変更せず、同じ名前で使い続ける方が履歴が追いやすいです
- 不安な作業の前には、「別名で保存」して履歴を分けるのもおすすめ
5. バージョン履歴の注意点
- ファイルの場所を移動してしまうと、その時点で履歴がすべて消えてしまいます。
元の場所に戻しても過去の履歴は戻せません。
バージョン履歴を使い続ける場合は、ファイル移動はしないでください。
スキルパスからのひとこと
OneDriveの「バージョン履歴」を知っておくと、
ミスをしてもやり直せる安心感が生まれ、作業スピードも上がります。
デジタルツールは「使いこなせる」ようになると本当に便利です。
もし操作に不安がある方は、スキルパスが最初の設定から使い方までしっかりサポートします。
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