「IT化につまずいた私が見つけた、前に進む2つのヒント」

IT化につまずいた私が見つけた、前に進む2つのヒント|小さな工夫と気持ちの切り替え 未分類
スケジュール管理ツール導入でつまずいた経験から学んだ、IT化を前に進める2つのヒントを紹介。段階的な導入と心の持ち方で現場を変える方法です。

新しいスケジュール管理ツールを導入したのに、現場は混乱、結局ホワイトボードに逆戻り…。
忙しさは増すばかりで、休みも取れず、不満は募る一方。
上司に言い出せないまま、態度で反発してしまう――。

そんな“IT化のつまずき”から抜け出すきっかけは、意外にもほんの小さな工夫気持ちの切り替えでした。
この記事では、私が実際に試して効果を感じた「前に進む2つのヒント」をご紹介します。

skill-pass

20年以上にわたり中小企業や個人事業主のIT課題解決に尽力。大手ISPでのユーザーサポートやPCスクールのインストラクターのスキルを活かした、ユーザー目線のレクチャーやトラブル対応。FPや簿記の知識、決算作業の経験を活かしたバックオフィス業務の効率化。10年にわたり中小企業の社内IT責任者を担った経験ベースにした、社内IT業務管理を強みとしています。

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IT化が進まずに、上司に八つ当たり

私は小さな部署の責任者。
「もっと効率的に仕事を進めよう」という上層部の意向で、先日スケジュール管理ツールが導入されました。
最初は「これで休みも取りやすくなるかも」と期待していました。

でも現実は…。
スタッフは操作に戸惑い、入力漏れや間違いが続出。結局、以前のホワイトボード管理に逆戻りです。
効率化どころか確認の手間が増え、お盆休みも取れないまま。
不満は募る一方なのに、上司に正直に言う勇気は出ず…。
そんな気持ちが態度に出てしまい、つい無視や反発をしてしまう自分がいました。


小さな変化を試す

そんなある日、同じ悩みを持っていた他部署の先輩から、こんなアドバイスをもらいました。

「全部を一気に変えようとしないで、まずは一部分だけツールでやってみたら?」

私は試しに、会議予定の共有だけをツールで管理することにしました。
ホワイトボードは残したまま。
すると、少しずつスタッフが「スマホから予定見られるの便利ですね」と口にし始めたのです。


気持ちを切り替える

同時に、私自身の気持ちの持ち方も変えました。
「どうせ上司にはわかってもらえない」と決めつけるのをやめ、
「今、具体的に何に時間がかかっているか」を紙に書き出してみました。

例えば、

  • スケジュール確認に毎日15分かかっている
  • ダブルチェックで1日2回同じ内容を確認している

これを事実ベースでまとめ、落ち着いて上司に話すと、想像以上にすんなり理解してくれたのです。


前進感が戻る

それからは、ツールの使い方を少しずつ覚えてもらいながら、無理なく移行を進めています。
全部が完璧ではないけれど、「今日はこれができた」という小さな達成感が、以前よりも心を軽くしてくれました。


まとめ

IT化は一夜にして進むものではありません。
「一部分だけ試す」「事実で伝える」――
この2つを意識するだけで、状況も気持ちも少しずつ前向きになります。

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