「IT化がうまくいかないときに考えたいこと — ツールの使い方と心の持ち方」

IT化がうまくいかないときに考えたいこと|ツールの使い方と心の持ち方 未分類
スケジュール管理ツールなどIT化がうまく進まないときの原因と対処法を解説。段階的な導入方法と、気持ちを保つためのマインドセットを紹介します。

はじめに

せっかくスケジュール管理ツールを導入したのに、スタッフが使いこなせず、結局ホワイトボードに逆戻り…。そんな経験はありませんか?
忙しさは変わらず、責任者としては休みも取りづらくなり、不満がたまってしまう。けれど上司には言いづらく、つい態度で反発してしまう…。
今回は、そんな状況に悩む方へ、IT化でできる改善策心の持ち方の工夫をお伝えします。

skill-pass

20年以上にわたり中小企業や個人事業主のIT課題解決に尽力。大手ISPでのユーザーサポートやPCスクールのインストラクターのスキルを活かした、ユーザー目線のレクチャーやトラブル対応。FPや簿記の知識、決算作業の経験を活かしたバックオフィス業務の効率化。10年にわたり中小企業の社内IT責任者を担った経験ベースにした、社内IT業務管理を強みとしています。

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1. IT化でできること

(1) ツール導入は「一斉スタート」ではなく「段階導入」

  • 最初から全員に完璧な使いこなしを求めない
  • 少人数の先行利用チームを作り、操作方法や便利な使い方を共有してもらう

(2) マニュアルより「日常の流れ」に沿った説明

  • 操作手順だけでなく「この作業はツールでどう変わるか」を具体的に見せる
  • 例:会議予定の共有 → 以前は紙の回覧、今はスマホで確認

(3) “置き換え”ではなく“組み合わせ”から

  • いきなりホワイトボードを廃止しない
  • 一定期間、ホワイトボードとツールを併用し、自然とツール利用率が上がる環境をつくる

2. IT化以外でできる心の持ち方

(1) 「わかってもらえない」を前提にしない

  • 上司や周囲は状況を知らないだけかもしれません
  • 感情的な反発ではなく、事実ベースで「この作業に○時間かかっている」と伝える

(2) 小さな達成感を作る

  • 「今日は〇件、ツールで予定登録できた」など、小さな成果を記録する
  • 成果が見えると不満よりも前進感が増える

(3) 助けを求めるタイミングを逃さない

  • 忙しさがピークになる前に相談する
  • 「手伝ってほしい」という依頼は弱さではなく、仕事を円滑にするための行動

3. まとめ

IT化は一気に進めるより、段階的に慣らすことが成功の鍵です。
そして、IT化がうまくいかないときほど、マインド面の保ち方が重要になります。
技術と心の両面から、少しずつ改善を重ねていきましょう。

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