業務の効率化やファイル共有のために便利な「OneDrive」。
他のクラウドサービスと同様に、バージョン履歴も自動保存できビジネスにはとっても便利!
でも、間違った使い方をすると、大切なデータを失ってしまうリスクもあるのをご存じですか?
今回は、前回に続いて、OneDriveの「保存」と「削除」の基本的な仕組みについて、ざっくり分かりやすく解説します。
1. OneDriveへの保存の仕組み
● 自動保存が便利!
Microsoftのアプリ(Word、Excelなど)を使っている方は、**「自動保存」** をONにすると、作成中のファイルが自動的にOneDriveに保存されるようになります。
これにより、手動で「上書き保存」しなくてもデータが守られるので、万が一アプリが落ちても安心です。
● 上書きしても戻せる「バージョン履歴」
OneDriveでは、ファイルの過去の状態を記録してくれる「バージョン履歴」機能があります。
たとえば、Excelで誤って上書き保存してしまったとしても、個人アカウントなら過去30日間ないしは最大25世代前までのファイルにさかのぼって復元できます。

30日前の状態か25回上書き保存する前の状態に戻せます。
✅「いつ保存したっけ…?」という心配が減る、便利な保険機能です!
2. OneDriveからの削除の仕組み
● ローカル(パソコン上)で削除すると、OneDriveからも消える
OneDriveは「クラウド」と「パソコン上のフォルダ」が連動しています。
つまり、パソコン内のOneDriveフォルダからファイルを削除すると、クラウド上からも同時に削除されるということ。

当然、他のPCやスマホ、タブレットからも見ることができなくなります。
🔻これを知らずに、ローカル側で「いらないから削除」とすると、バックアップも消えてしまいます。
● ゴミ箱に残るのは30日間
削除されたファイルはOneDriveのゴミ箱に30日間だけ残ります。
その間であれば復元できますが、過ぎてしまうと完全に削除されてしまうので注意が必要です。
3. よくある誤解:「OneDrive=バックアップ」ではない?
USBメモリやNAS(ネットワークHDD)のように、
**「とりあえず入れておけば安心」という感覚で使っていると危険です。
OneDriveはあくまで「同期型のクラウドストレージ」。
削除や移動の操作がリアルタイムで反映されてしまうため、
🔻「バックアップ」というより「共有・同期」
の意識で使いましょう。
OneDriveのトラブルは専門家にお任せ
OneDriveはとても便利なツールですが、「保存と削除の仕組み」を正しく理解していないと、
**「思わぬミスで大切なファイルが消えてしまった…」**ということにもなりかねません。
ITに詳しくない方ほど、最初の設定や使い方でつまずくことが多いものです。
OneDriveのトラブルは専門家に任せた方が安心です。
スキルパスでは、クラウド活用の初期設定から、万が一の復元サポートまで対応可能です。
復元できるかも含め、一度ご相談ください。
📌 次回のブログでは「バージョン履歴の活用術」について、もう少し深掘りします!
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