コスト削減のために見直すべき4つのITポイント

コスト削減のために見直すべき4つのITポイント IT全般
コスト削減のために見直すべき4つのITポイント

~“もったいない”を見える化して、IT費用を最適化~

IT環境の維持・管理にかかる費用、「仕方ないもの」として諦めていませんか?
実は、すでに導入されているIT環境を見直すだけで、コストを大きく削減できる可能性があります。

本記事では、日々の運用で見過ごされがちな“無駄”をあぶり出し、費用対効果を高めるために見直したい4つのポイントを紹介します。

skill-pass

20年以上にわたり中小企業や個人事業主のIT課題解決に尽力。大手ISPでのユーザーサポートやPCスクールのインストラクターのスキルを活かした、ユーザー目線のレクチャーやトラブル対応。FPや簿記の知識、決算作業の経験を活かしたバックオフィス業務の効率化。10年にわたり中小企業の社内IT責任者を担った経験ベースにした、社内IT業務管理を強みとしています。

skill-passをフォローする

1. ソフトウェアライセンスの最適化

「使っていないライセンス」、眠っていませんか?

多くの企業で発生しているのが、「契約はしているけれど、実際には使われていないライセンス」の存在です。

  • ユーザー数の見直しをしていない
  • 退職者のアカウントがそのまま
  • 高額プランを全員に適用している

こういったケースでは、棚卸しによって10%以上のライセンスが不要と判明することも。
ある企業では、これにより年間200万円のコスト削減に成功しました。

まずは実利用状況を“見える化”し、不要な契約を整理することが第一歩です。

自分の部署などまずはできるところから“見える化”していきましょう


2. 保守・サポート費の見直し

“安心”の裏にある過剰なコスト、見直していますか?

年間保守契約やベンダーサポートの料金も、長期的に見ると大きな負担になります。

  • 契約内容が自社の実態に合っていない
  • サポート範囲が広すぎて使い切れていない
  • 自社対応可能な作業もすべて外注している

こうした場合、第三者保守への切り替えやサポートレベルの調整により、3~5割のコスト削減が可能なケースもあります。
また、自社で対応できる範囲は内製化することで、柔軟性とコストメリットを両立できます。

まずは正確なサポート内容の把握から始めましょう


3. 人的リソースの最適配分

「手間がかかるIT」の裏で、本来の業務が止まっていませんか?

ITの維持管理に人手がかかりすぎていませんか?

  • 専任担当者がツールの管理に追われている
  • 手作業でデータ変換や帳票作成を行っている
  • 操作が難しく、社内トレーニングが頻発している

こうした“隠れた人件費”は、ツールの乗り換えや業務自動化によって削減できる余地があります。
ITツールは、「人が楽になる」ものであるべきです。
人的リソースが圧迫されていないか、定期的に見直してみましょう。

隠れた人件費は、働き方改革の足を引っ張ることにもなります


4. ハードウェア・インフラ費の整理

サーバや機器、まだ「自前」で管理していませんか?

オンプレミス(社内設置型)サーバやネットワーク機器は、以下のような費用を生みます。

  • 電力・冷却などのランニングコスト
  • 障害対応やパーツ交換の保守費
  • 老朽化による買い替えコスト

これらをクラウド化や外部サービスに切り替えることで、保守・管理の負担を減らすことができます。
たとえば、メールサーバをクラウド型グループウェアに変更するだけでも、日々のバックアップや復旧作業が不要になり、時間と費用の削減に直結します。

時間と費用だけでなく、心理的負担も減ります


まとめ:ITコストの「見える化」と「最適化」を今こそ

IT環境の見直しは、「増やす」よりも「削る」方が即効性が高い場合もあります。
特に、次のようなポイントは短期的な成果につながりやすい領域です。

  • ライセンスの再整理
  • 保守・サポート契約の精査

さらに中長期的には、人的リソースやインフラ運用の最適化により、継続的なコスト削減が見込めます。


▶ ITコスト、払いすぎていませんか?

今あるIT環境を見直し、コストを抑えながら業務を効率化するための現実的なステップをご紹介します。

「どこを見直せば効果があるのか分からない…」という場合は、スキルパスの無料相談窓口までお気軽にご相談ください。現状の可視化から、改善案までご提案します。

久喜エリアを中心に活動しています。
IT環境診断チェックも行っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました